皆様こんにちは、Tenya(@Tenya96)です。
さて、ギリシャの遺跡散策も3話目、最後はメインのアクロポリスを紹介します。
おそらく誰もが知るパルテノン神殿もアクロポリスにあります、今はデザインが変わりましたがクレジットカード会社のVISAがカードのデザインに採用してましたね。
市内交通に利用した乗り放題の交通カード「ATH.ENA Ticket」についてもここで触れておきたいと思います。
それでは、紹介していきます。
ギリシャ遺跡散策
各観光地に⇩のようなMAPも付いているので非常に分かりやすい、さすがは観光大国ですね。
有名な遺跡は7ヶ所のようです。

看板にはギリシャ語だけでなく英語で併記されているので助かります。
日本語で一覧にしたら⇩。
①アクロポリス遺跡
②古代アゴラ
③ローマン・アゴラ
④ハドリアヌスの図書館
⑤オリンピエイオン
⑥ケラメイコス
⑦リュケイオン
入場料は一番高いであろうアクロポリス遺跡で€20(約2,500円)。
5日間有効の周遊券は€30(約3,800円)なので、観光客なら周遊券を買った方が確実にお得ですね。
各遺跡の窓口で購入できますが、アクロポリスはやはり有名でチケットブースも混むので他の少しマイナーな遺跡で先に購入しておく方が楽です。

冬季(11月~3月)は割引で半額になるようです。
アクロポリス遺跡
アクロポリスは「高い所の都市」と言った意味で、高さ70mの石灰岩の上を聖域として建造されました、この巨大な石灰岩は一周約800mあるそうです。
メインぽい入口は南東にあり、南側を周り西から丘に登るルートになります。

一番最初は紀元前12世紀に神殿が建てられたのが始まりです。
上で紹介した通り、営業時間は08:00~18:30(最終入場18:00)で、単体の入場料金は€20(約2,680円)。
私は南東の入口から入り西側から遺跡を出ました、地図を見たところ北側にも入口は有るそうです。
参考までに、遺跡のバリアフリーは厳しい気がしますが、西側の出入口だけは車椅子対応の表示が有りました。

入口から見上げるアクロポリス。
アクロポリスは三方が断崖になっており西側(写真では左)が唯一の登り口です、その立地のため有事の際はやはり要塞となり何度か破壊されているそうです。

上の地図にこれから紹介する遺跡の位置取りを書き加えてみました。
⇩みえるかな?

ディオニソスの劇場
アクロポリスへ登る途中にディオニソス劇場なる跡地がありました。
紀元前6世紀に作られたギリシャ最古の劇場で、名前は酒と演劇の神ディオニソスにちなんでいる。

元々は木造だったのが紀元前4世紀ごろに大理石造りに改築されたそう。

上の道から劇場を見下ろすことができました。
どこまで復元されてるか不明ですが、当時は17,000人ぐらい収容できたらしい。

ヘロド・アッティコス音楽堂
続いて見えてくるのはヘロド・アッティコス音楽堂。
客席は32段あり、5,000人ぐらい収容できるそうです。

ヘロド・アッティコスはアテネの政治家・大富豪で、この音楽堂は市民に寄贈されたそうです。
西暦161年に建設され、なんと現在もアテネ・フェスティバルのメイン会場として利用されています。

客席がとても綺麗ですが、1950年代に観客席と舞台部分の改修が行われたそうです。
ちなみに、その際にはギリシャのペンテリ山の大理石が使われたらしい。

前門(プロピライア)
プロピライアと呼ばれる聖域への前門。
紀元前5世紀ごろの建築。

振り返るとアテネの街並みが見下ろせます。

ガイドブックには「門の柱は正面が荘厳なドリス式、内部は軽快なイオニア式の柱を組み合わせて心を和ませる設計になっている」とか書いてありました、和むのか?
イオニア式は⇩の画像の柱のように上部に装飾があるやつ、ドリス式は装飾は無く「I」みたいな形のやつ。

前門を抜けて裏側から。

パルテノン神殿
やってきました、アテネのメインというべきパルテノン神殿です。
紀元前438年に完成しアテナ神に捧げられた神殿で、当時は内部に高さ12mのアテネ像があったそうです。

見ての通り足場ですね、修復は1834年から開始されましたが現在も修復中です。
きっと100年先も修復中でしょうw

神殿をサイドから。

裏側かと思いきや、遺跡の奥(東側)であるこちら側が正面らしい。
足場とかクレーンとか、なるべく映り込まないように頑張った一枚。

奥の方からアクロポリスの全景を。
神殿を接写してると大きさが分かりにくいですが、引きで撮るとやはり大きいですね。

エレクティオン神殿
続いてエレクティオン神殿。
上の写真にも写っていますが、アクロポリスにパルテノン神殿と並んで立っています。
1987年に復元されたイオニア式の神殿ですね。

横から。
神様を祭りすぎて構造が複雑になったらしい(アテナ・ポセイドン・ヘファイストスなど)。
アテナとポセイドンがアテネの実権をかけて争った場所がココだそうです。

エレクティオン神殿で有名なのは⇩のカリアティード(柱の役目を果たす女性の立像)。
こちらは復元されたものでオリジナルのうち5体はアクロポリス博物館に、1体は大英博物館にあるそうです。

東側から、東側にアテネが祭られていたらしいので、こちらが入口なのかな?

展望台から
アクロポリスの東の先に展望台がありました。
まずは展望台から見るアクロポリス、パルテノン神殿とエレクティオン神殿。

アテネの街並み。

アテネの街並み、パート2。

ATH.ENA Ticket
アテネを観光する時に便利だったのが交通ICカード、名前を「ATH.ENA Ticket」といいます。
カードと言ってもプラスチックではなく、ちょっと丈夫な紙ですが。
券面は⇩こんなの、公式ページから頂いてきました。

メトロ・市内バス・トラム・トロリーバスで共通利用できるICカードです。
市内は乗り降り自由の時間制になっていますが、空港エリアに関しては別料金になります。
基本の料金は90分乗り降り自由で€1.4(約190円)、複数回まとめてトップアップすると割安になります(2回分で€2.7・5回分で€6.5)。
他には24時間券は€4.5(約610円)、5日券は€9(約1,210円)などもありました。
数日滞在する旅行者なら、5日券を買っておけば間違いないでしょう。
メトロとトラムの路線図は⇩
空港行きのメトロは片道€10(約1,350円)。
旅行者向けに3日間の市内交通の乗り放題と空港往復がセットで€22(約2,960円)で売っているそうです。
3日間で良くて空港往復をする方はこちらもお得ですね。
まとめ
今回はアテナイのアクロポリスを紹介してみました。
パルテノン神殿やエレクティオン神殿は規模も大きく流石の迫力でした。
何度か破壊されたり、17世紀まで放置されて廃墟になってたりしたそうで、どこまでオリジナルのままかはよく分からないのが正直なところです。
アクロポリスはけっこう歩く事になるので歩きやすい靴が良いですね、後は遺跡保護のため水以外の飲食物は持込禁止とされていました。
みなさんの旅の一助になってくれれば幸いです。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
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