みなさまこんにちは、Tenya(@kuronoir9666)です。
最近、神社仏閣での散歩に興味が湧いてきました、年でしょうか?
京都・奈良は神社仏閣が多く関西人の中には「いつでも行けるからあまり行かない」人も多いはず。
まずはどちらかと言えば仏閣より神社派。
そこで神社について調べていて出てきたのが「令制国(りょうせいこく)」とか「一宮(いちのみや)」などイマイチ聞きなれない単語たち。
そもそも、神社に居る人は何て呼ぶの?みんな神主さんで良いのかな?
その辺りをまとめて軽く解説しておきたいと思います。
令制国(りょうせいこく)
古い日本の地方行政区分で、律令国(りつりょうこく)とも言われる。
飛鳥時代から明治期初期まで用いられましたが、国司の廃止や廃藩置県などですたれ、現在の都道府県制に変ったそうです。
令制国は法令により廃止されたわけではないようですが、現在は「昔の日本の地方区分」ぐらいで地名や名産品などに名前が残る程度になりました。
昔は北海道は入ってなかったので五畿七道(ごきしちどう)と呼ばれてました。
五畿(畿内ともいう)は「大和・山城・摂津・河内・和泉」の五国で、都を中心とした当時の日本の中心地ですね。
現在の奈良・京都府南部・大阪府・兵庫県南東部あたりです。
七道は東海道・東山道・北陸道・山陽道・山陰道・南海道・西海道の七道です。
東海道などは有名で今でも多用されていますね、他にも高速道路や鉄道路線などに名前が残っているため聞き覚えのあるフレーズもあります。
数は長い間やや強引に68国とされていたようですが、明治以降は北海道などを加えて84国に定められたそうです。
これで北海道も加わり五畿八道になりました。
⇩明治以降に蝦夷地(北海道)を加えた後の五畿八道時代の地図。(クリックで拡大)

一宮(いちのみや)
上記した令制国1国につき基本的には1つ定められた社格の高いとされる神社。
一の宮・一之宮などとも表記され、社格の順に二宮・三宮が定められた地方もあるようです。
他にも官幣社・国幣社など社格は歴史上いろいろとややこしいほどありますが、現在では偉さの等級のような社格制度は無くなっています。
神宮(お伊勢さん)は今も昔も別格な雰囲気ですが。
日本の宗教(神道)はその時代ごとの権力者の政治に利用され、神仏習合・神仏判然令(神仏分離令)・GHQの神道指令などに翻弄されながら形を変えて現代に繋がっています。
一宮も時代の流れや一宮争い、自称一宮を名乗る神社があったり、正確に調べるのは無理そうですが多くは「全国一の宮会」なるものに加盟しているようで私はそちらを参考にしています。
難しい歴史事情は専門家に任せて「基本的には令制国に1つずつある、その令制国のメイン神社」ぐらいの軽い認識で行きたいと思います。
⇩ 全国一の宮巡拝会のPDF地図。(クリックで拡大)

神職の人達
神社で働く(?)お勤めしている方は何と呼ぶのが正解か?
神主さん?宮司さん?巫女さん?
結論から言うと現在では「神主さん」で良いようです。
本来は神社の神職の長の事を指すようですが、現在では神職と同じ意味で用いられるそうです。
神職にはいくつかの役職が有りますが、一般人には分からないので「神主さん」で行きましょう。
- 宮司(ぐうじ)
- 権宮司(ごんぐうじ)
- 禰宜(ねぎ)
- 権禰宜(ごんねぎ)
- 宮掌(くじょう)
- 出仕(しゅっし)
宮司さんは神社に一人しかいない代表の方です、宮司さんだと分かっている場合は「宮司さん」と呼べばよいでしょう。
権宮司などの「権」には「副」の意味が有るそうです。
神社本庁に属しているかどうかや、神社の規模で権宮司が居なかったり様々です。
あと、やはりここでも神宮(お伊勢さん)は別格の様で祭主が居たり宮司も大宮司と少宮司に分かれていたり、ややこしいです。
女性の神職も増えてきているようですが、巫女さんは神職では無かったです。
あと「神官」も神宮で祭祀を司る職業の事でしたが、政教分離で廃止され今は居ません。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
また良く分からない単語が出てきたら追記していきたいと思います。
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