【旅行記】熊野三山 三重・和歌山旅〈前編・伊賀→鈴鹿〉敢国神社・都波岐神社・椿大神社

国内旅行記

みなさまこんにちは、Tenya(@kuronoir9666)です。

 

今回は天気も良く暖かかったので熊野三山・那智の滝へ神社を巡るツーリングに行ってきました。

ただ往復してもつまらないので、京都の南端から三重県を伊賀から鈴鹿に抜け、今回は伊勢神宮を無視して南下し熊野へ、そして北上し奈良を経由して一回りする2泊3日でした。

流石にバイクは少し寒かったですが道も空いていて快適なツーリングになりました。

 

長くなりそうなので今回は前編という事で熊野までに立ち寄った「敢国神社都波岐神社椿大神社」の3社でお送りします。

どれも一宮(いちのみや)という「昔の地域分けにおいて地方で最も格の高い神社」だった所です。

今は神社に偉い偉くないの格付けは無いそうですが、歴史は古く有名どころは一宮が多い気がします。

  

熊野三山巡りの後編は⇩

後編の後のおまけはこちら⇩

一宮や昔の地域名(令制国)については別記事にしました。

ルート 大阪市内から伊賀・鈴鹿

大まかなルートは寄り道を除けば、大阪からR163で京都府の木津から南山城村を抜け三重県の伊賀へ、そこからR25に変って鈴鹿まで。

Googleさん曰く、100㎞程で所要時間は2:22となっていますね。

今回の相棒も125㏄の原付二種でした、なので名阪国道と呼ばれるR25のバイパス道路は使えないので所要時間は延びますね。

まぁ、焦る旅ではないので、のんびりトコトコ行きたいと思います。

伊賀国一宮 敢國神社(あえくにじんじゃ)

まず立ち寄ったのは「伊賀国一宮 敢國神社」です。

所在地・データ

広域地図では⇩このあたり、三重県伊賀市にあり旧伊賀国の一宮です。

名阪国道沿いにあり「伊賀一之宮IC」を降りたらスグです。

〒518-0003 三重県伊賀市一之宮877
Tel:0595-23-3061 Fax: 0595-24-3972
社務所:08:30~16:00(祈祷は9:00~15:00)
駐車場:有(無料)

祭神:大彦命(おおひこのみこと)
   少彦名命(すくなひこなのみこと)・金山比咩命(かなやまひめのみこと)

境内

駐車場に車を止めたら目の前が裏参道です。

わき道を進み表参道にも元国幣中社の石柱が有りました。

「国幣中社」と言うのも昔の神社の格付けで、官国幣社と言って官弊社と国弊社に分かれ、さらに大・中・小で格付けされていました。

表参道の鳥居。

広島の厳島神社と同じ、4本の支柱で支える両部鳥居かな。

手水舎。コロナ禍ですが柄杓が置いてありましたね。

古井戸や奥には桃太郎岩なるものが。

階段を上ると拝殿です。

拝殿内。

社務所。

伊賀の里だけあっておみくじは忍者仕様。

特別な祭事が無い限り御朱印も書いて頂けるそうです。(500円でした)

大きな神社では無いですが散歩している地元の方もいはりました。

近所に「二宮・小宮神社」と「三宮・波多岐神社」が有るので一緒に回っても良いかもしれません。

どちらも敢国神社の共同管理で神職の方は不在の様です。

伊勢国一宮 都波岐神社(つばきじんじゃ)

続いて立ち寄ったのは「伊勢国一宮 都波岐神社」です。

現在は奈加等神社(なかとじんじゃ)と合併していて「都波岐奈加等神社」とも呼ぶようです。

所在地・データ

都波岐神社は鈴鹿サーキットもある三重県の鈴鹿市にあります。

南は県庁所在地である津市、北は三重でたぶん最も大きい街である四日市市もありアクセスは良さそうです。

この後に行った椿大神社も入ってますね。

〒513-0031 三重県鈴鹿市一ノ宮町1181
Tel:059-383-9698
駐車場:有(無料)

祭神:都波岐神社 猿田彦大神 (さるたひこのおおかみ)
   奈加等神社 天椹野命 (あまのくののみこと)・中筒之男命 (なかつつおのみこと)

みなさん駐車場で迷子になる投稿をよく見かけます。

ナビだと裏手を案内する事が多いようですが、駐車場の入口は南の正門横です。

境内

正門。

前記した駐車場は鳥居と左の建物の間が入口です。

都波岐神社と奈加等神社。

手水舎、ここも柄杓あるね。

参道は短く小さな神社ですね、左手の社務所で御朱印を頂けます。

御朱印は「都波岐奈加等神社・都波岐神社・奈加等神社」の三種から選べます。
(都波岐奈加等神社は500円・他は300円でした)

二つの神社で祭神も違いますが拝殿は1つというのは珍しい感じ。

中はとても綺麗でした。

枯葉集めにも遊び心あり。

もの凄くコンパクトな神社でした。

伊勢国一宮 椿大神社(つばきおおかみやしろ)

続いて立ち寄ったのは「伊勢国一宮 椿大神社」です。

先ほど立ち寄った都波岐神社も伊勢国一宮でしたね、普通は一国に一宮は一つなハズなのですが。

祭神も同じ猿田彦大神で、椿大神社は猿田彦大本宮とも呼ばれ猿田彦大神を祀る神社の総本社だそうです。

2つある伊勢国一宮・伊勢には猿田彦の末裔という猿田彦神社というも有る、と謎が多い感じなのでです。

所在地・データ

先ほどの都波岐神社と同じく三重県鈴鹿市に有りますが、ずいぶん山手です。

新名神の鈴鹿PAスマートICを降りたら近いですね、東名阪なら鈴鹿ICです。

〒519-0315 三重県鈴鹿市山本町1871
Tel:059-371-1515 Fax:059-371-1668
駐車場:有(無料)
参拝時間:11月~4月は05:00~18:00・5月~10月は05:00~19:00
御朱印・授与所は17:00まで
御祈祷:08:00~16:30(受付)

祭神:猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
相殿:瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・栲幡千千姫命(たくはたちちひめのみこと)
配祀:天之鈿女命(あめのうずめのみこと)・木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
前座:行満大明神(ぎょうまんだいみょうじん)

境内

表参道、山手にあるので敷地は広そうです。

石碑には「伊勢国一之宮地祗猿田彦大本宮」とありますね。

入ってすぐに有るのが獅子堂。

車で前まで入れるので、交通安全祈祷・車輌清め祓い等を行っているそうです。

手水舎。

由来や歴史(写真クリックで拡大)

こういった緑豊かな参道、大好きです。

意外と質素な拝殿。

別宮 椿岸神社(つばききしじんじゃ)

本殿のそばには猿田彦大神の妻神・天之鈿女命を主神として祀る椿岸神社があります。

朱塗りが多用されており、本殿より派手ですね。

芸道の祖神、鎮魂の神、夫婦円満、縁結びの神だそうで、ここで神前挙式をするようです。

由来など、拡大したら読めますかねぇ?(クリックで拡大)

緑豊かで敷地も広く、とても良い散策時間でした。

個人的にはこれぐらいの敷地と緑がある神社が好きですね。

2つある伊勢一宮と猿田彦大神の謎

帰ってから調べてみましたが、なかなかややこしいですね。

伊勢国一宮は椿大神社都波岐神社で名前もツバキつながりで混乱します。

椿大神社」という神社が一宮なのは確かなようで、きっと現在の「椿大神社」なのでしょうね。

ただ、都波岐神社が「椿大神社」だった説とかも有るようです。

 

そして猿田彦大神についても謎です。

今回訪れた椿大神社が全国の猿田彦神社の総本山とされています。

ですが、猿田彦大神を祀る各地の神社で椿大神社とつながりのある神社は少数。

そして、神宮(お伊勢さん)の近所に猿田彦神社があり、宇治土公さん(うじとこ)と言う猿田彦の末裔という方が宮司をされてるそうです。

 

どちらも真相は不明ですが、かなり昔の事なので真偽は分からないでしょうね。

専門家でもないので、そんな謎も含めて楽しんだら良いと思います。

まとめ

熊野三山・那智の滝へ神社を巡る旅の前半、敢国神社都波岐神社椿大神社でした。

今回の三社の中では椿大神社が良かったですね。

緑の多い神社の境内を散歩するとストレス解消にもなって気分がすっきりします。

これからも定期的に神社巡りはしていきたいと思います。

 

次回は後編、熊野三山へ。

最後までお付き合い、ありがとうございました。

 

熊野三山巡りの後編は⇩

後編の後のおまけはこちら⇩

一宮や昔の地域名(令制国)については⇩こちら

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