みなさまこんにちは、Tenya(@Tenya96)です。
先月、下関に行った際に赤間神宮と龜山八幡宮に行ったことは記事にしましたが、同じ日に長門国一宮である住吉神社と足を延ばして福徳稲荷神社にも参っていました。
今回はそちらの二社を紹介していきます。
長門国一宮・住吉神社(すみよしじんじゃ)
福徳稲荷神社(ふくとくいなりじんじゃ)
偶然ですが、これで日本三大住吉(博多・大阪・下関)を制覇できました。
帰りに秋吉台のカルストロードを通って別府弁天池にも寄ってみたので、おまけにそちらも紹介したいと思います。
⇩前回の赤間神宮と龜山八幡宮に行った話
⇩一宮や昔の地域名(令制国)について。
長門国
長門国は現在の山口県の西部に位置します。
国府は豊浦郡、現在の長府あたりにあったとされていますが、遺跡などは未発見だそうです。
そもそも長府の地名が「長門国の国府」から来ているとは知りませんでした。

長門国一宮・住吉神社(すみよしじんじゃ)
まずは長門国の一宮・住吉神社です。
大阪・住吉大社を総本社として博多の住吉神社と共に日本三大住吉さんに数えられています。

所在地・データ
新下関駅に近く、下関駅からは少し距離が有ります。
下の青い四角の辺りが前に訪れた赤間神宮と龜山八幡宮のエリアです。

JR山陽新幹線&山陽本線・新下関駅が最寄駅でそこから徒歩20分、タクシーなら5分です。
新幹線の開業で新下関駅に改名しましたが、かつて「長門一ノ宮駅」の名前でした。
下関駅からならサンデン交通バス「一の宮」バス停から徒歩10分です。

〒751-0805 山口県下関市一の宮住吉1丁目11−1
TEL:083-256-2656
営業時間:06:00~18:00 (10~3月は~17:30)
駐車場:あり(無料)
祭神
第一殿:住吉三神⇩
底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
表筒男命(うわつつのおのみこと)
第二殿:応神天皇(おうじんてんのう)
第三殿:武内宿禰命(けうちのすくねのみこと)
第四殿:神功皇后(じんぐうこうごう)
第五殿:建御名方命(たけみなかたのみこと)
大阪の住吉大社が住吉三神の和魂(にぎみたま)を祀るのに対し、長門住吉神社は荒魂(あらみたま)を祀っている。
境内
駐車場は西側でしたが、ぐるっと回って表から。
「長門一宮 住吉神社」の社号標。

本殿は国宝だそうで、アピールされていました。(クリックで拡大)

鳥居をくぐって境内へ。

左手には手入れされた池、それと中央に厳島社。

進んで行くと朱塗りの楼門が見えてきました。

右手には手水舎。

住吉神社について。(クリックで拡大)

珍しく青銅の狛犬さん、コロナでマスクしてましたね。(クリックで拡大)

階段を上って楼門へ。

楼門をくぐるとすぐ拝殿。

角度を変えて拝殿、その奥に国宝の本殿。

帰りに見たら池にカモ(?)が戻っていました。

西側の駐車場側から入れる小道も有ります。

⇧とはまた違う道ですが、裏参道かな?西鳥居もありました。

長門・住吉神社でしたが、いちばん驚いたのは今時ホームページが無い事でしょうかwww
福徳稲荷神社(ふくとくいなりじんじゃ)
続いては足を延ばして福徳稲荷神社(ふくとくいなりじんじゃ)へ。
交通の便は悪いですが、神社からの景色は最高なのでぜひ訪れてほしい神社です。

所在地・データ
福徳稲荷神社は山口県の下関市ではありますが、下関の中心街からはかなり離れています。
青で囲った下関駅の近所から車で45分ほどかかりました。

最寄り駅はJR山陰本線・湯玉駅、そこから神社へは徒歩30分ぐらい、約1.2㎞ある上に最後はかなりの急坂です。
ブルーライン交通バスに「福徳稲荷前」バス停があるそうで、それが一番便利ですかね?
本数も少ないので公式ページで良く調べてから利用して下さい。
緑の枠で囲った2社は福徳稲荷神社の境内から続く参拝道で、国道から直接はアクセスできません。

〒759-6303 山口県下関市豊浦町大字宇賀2960−1
Tel:083-776-0125
営業時間:09:30~15:00(御朱印など・神社は24h開放)
駐車場:あり(無料)
主祭神:倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)
配神:大市比売大神(おおいちひめのおおかみ)
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
祭神は京都の伏見稲荷大社を総本社とする稲荷様である倉稲魂大神、もとは農業の神様ですが今では産業全体の神様になっていますね。
境内
まずは国道沿いから急な坂道を登っていきます。

完全に逆光でしたが、一の鳥居。

鳥居前に駐車場があるので車をおりたら大鳥居です。

鳥居をくぐると中央は歩き辛いんで、望遠で拝殿をパシャリ。

階段下には手水舎。

境内は広々と開放感があります。

拝殿へ。

社務所、御朱印も御朱印帳に頂けますが、15:00までと時間が短いので注意が必要です、。
あと記帳に30分程かかるので預けてから千本鳥居に参ったりしたら良いのではないでしょうか。

福徳稲荷神社のおすすめポイントはこの景色です。
境内、拝殿から振り返ると高台から見下ろす海の絶景が広がります。

角度を変えて。

さて、千本鳥居の参道へ。
そういえば伏見稲荷大社もそうですが、千本はすごい数と言う意味で実際の本数には関係ないそうですね。

千本鳥居について。(クリックで拡大)
こちらの参道には谷嶽稲荷・谷森稲荷・谷川稲荷が並んでおり、元々はその三社にそれぞれの祭神が祀られいていたそうです。
先ほど参った立派な拝殿は後に建造され、その際に三社を合わせて祀ったものだそうです。

行きは下りですが、なかなか長い参道で帰りが心配になってきます。
途中で気付きましたが、これ水道用の塩ビパイプじゃない?賢い利用法ですねwww

いちばん奥の谷川稲荷まで10分ぐらいでしょうか。

谷川稲荷から、国道を下になかなかの景色です。

おまけ 秋吉台・別府弁天池
福徳稲荷神社からの帰り路にせっかくなので秋吉台のカルストロードを通ってみることにしました。
その際にエメラルドグリーンの池、別府弁天池にも寄ってみたのでおまけとして。
秋吉台は日本最大のカルスト台地なので、車と時間があれば大回りして走ってみても良いと思います。

秋吉台(あきよしだい)
カルストロードを走って秋吉台へ、⇩Wikipediaから引っ張ってきた説明。
北東方向に約16km、北西方向に約6kmの広がりを有し、台地上の総面積54km2、石灰岩の分布(沖積面下の潜在部を含む)総面積93km2、台地面の標高180〜420mである。
途中に国定公園の案内版を発見。(クリックで拡大)

今回は通り抜けるだけですが、道路わきは⇩こんな感じ。

カルストロードは広々とした青空で走っていて気持ちが良い道路です。
所々に無料の駐車場や駐車帯があるので休憩がてら写真も撮れます。

今回は車でしたが、次回はバイクで来たいですね。

秋吉台には鍾乳洞の秋芳洞など寄れるスポットが沢山あります。
今回は素通りですが、またゆっくり観光に来たいと思います。
別府弁天池(べっぷべんてんいけ)
名水百選の弁天池、毎秒186L、毎分11トンってすごい湧きっぷりですね。
しっかり台数もある無料駐車場もあります。(⇩クリックで拡大)

別府弁天池。
ペットボトルを持っていったら無料で湧き水が汲めるそうですよ。

エメラルドグリーン?コバルトブルー?
中央だけ色づいてて外側や流れ出る川は無色透明です、不思議ですね。

横には小さな神社が、厳島神社となっています。

境内にどんな干ばつにも涸れたことがない弁天池があるので、それを水神の恩恵と感謝して平安時代に安芸の宮島厳島神社(広島)より分霊を勧請して奉斎したそうです。

角度が変わると色が変わるらしい、光の入射角とかなんか科学的な話かな?
確かに高い位置から撮ると色が濃く見えるかな、写真では少しわかりづらいですね。

まとめ
下関の住吉神社と福徳稲荷神社でした。
住吉神社は町にも近いので参拝しやすそうでしたね
福徳稲荷神社は交通の便が悪いので現実的には車が必須ですが、境内からの絶景は足を運ぶ価値があると思うので是非。
同じ山口で絶景の神社としては日本海側に元乃隅神社もありますね。
(昔は元乃隅稲成神社の名前でした、自称神社で宗教法人では無く個人の所有物というっ変った神社です)
山口は意外と廻る所がありますね、機会があれば再来したいと思います。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
⇩前回の赤間神宮と龜山八幡宮に行った話
⇩一宮や昔の地域名(令制国)について。
コメント