パリ観光④/美術館巡り オルセー美術館/ロダン美術館/オランジュリー美術館

海外旅行記

みなさまこんにちは、Tenya(@Tenya96)です。

 

フランス旅行のんびりマイペース観光の第4弾、今回はパリ市内の美術館巡りをしてきました。

ルーブル美術館だけは別に紹介したので「オルセー美術館」「オランジュリー美術館」「ロダン美術館」などを巡ったお話。

今回も写真多めで紹介していくので、よろしくお願いします。

 

フランス旅行のまとめ記事は⇩コチラ

オルセー美術館 – Musée d’Orsay

オルセー美術館はパリ7区、セーヌ川のほとりにあります。

セーヌ川周辺にはルーブル美術館も含めて沢山の見どころが集まっています。

元々はオルセー駅として1900年のパリ万博に合わせて作られた建物だそうでかなり立派です、美術館としては1986年に開館したそう。

上の時計の所はカフェになっていて時計の裏側で食事ができる形で驚きでした、写真は後で紹介します。

最寄り駅はすぐそばの「RERのC線・Musée d’Orsay駅」。

私はバスを利用しました、観光にはRERはメトロより少し使いにくいかった印象ですね。

ルーブル美術館コンコルド広場などからはセーヌ川のほとりを歩いても気持ち良い散歩コースかと思います。

館内紹介

入ったらまずは左手にあるオーディオガイドを借りに、€5(約650円)

オーディオガイドの対応言語は10か国語⇩
フランス語・英語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語
ポルトガル語・ロシア語・日本語・韓国語・中国語

館内は元は駅だった名残でしょう、駅に良くある高くアーチ状の天井。

手前に黒い自由の女神みたいなの居ますね。

細長い空間に彫刻が沢山置いてあります、この左右に展示場が広がってる造り。

突き当りの時計はオルセー駅の頃からあるそうです。

オルセー駅の大時計

今でも動いていて、もちろん時間もあっていました。

コチラが時計の裏のカフェ「Café Campana」、奥に時計の裏側が見えています。

店内は満席でさらに30人以上は並んでいました、コロナ過でも大盛況です。

(全員、美術館に入る前に衛生パスをチェックされてはいますけどね)

メニューはあまり多くないみたい、ベーグルが€16(約2,000円)、ケーキは€10とか。

飲物もコーヒー・紅茶が€3~6(約400~800円)らしいので、立地と物価から想像したよりは安いかな?

作品紹介

専門分野は19世紀美術で、作品数は常設の展示だけで4,000作品あるそうです。

全部紹介は出来ないので、知ってるものや目に留まったものだけ軽く紹介します。

まずは1863年にアレクサンドル・カバネルの描いた『ヴィーナスの誕生』(130×225cm)。

その横にはまたしても『ヴィーナスの誕生』(300×217cm)。

こちらの作者はウィリアム・アドルフ・ブグローで描かれたのは1879年。

はるか昔に美術の教科書で見た気がするミレーの有名な絵も発見。

ジャン=フランソワ・ミレーの『落穂拾い』(83.5×110cm)。

巡っていたらゴッホのゾーンを発見、日本でも有名ですね。

フィンセント・ファン・ゴッホの『自画像』(65×54.2cm)。

これもそうですが有名な絵は実物を見たら思っていたより小さいことが良くある。

同じくゴッホの『ローヌ川の星月夜』(73×92cm)。

ゴッホと並んでモネもありました、モネは地元フランスの画家さんですね。

クロード・モネが沢山描いた『睡蓮』の内の一作『睡蓮の池、緑のハーモニー』。

続いてもフランスの画家ルノワール、オルセー美術館の5階は有名な絵が多いですね。

ピエール=オーギュスト・ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』(131×175cm)。

最後にデカい絵を一枚紹介、361×598cmとかなりの大きさ。

フランスの画家ギュスターヴ・クールベの『画家のアトリエ』、中央で絵を描いているのはクールベ本人と言われているそうです。

私はあまり詳しくない画家さんでしたが、母国フランスだからかクールベの作品は多く展示されていました。

世界の起源』って絵がかなり攻めた絵でしたね、興味が有れば調べてみて下さい。

あと、彫刻も沢山ありました、個人的にあまり興味が無いので全く紹介してなくて申し訳ないです。

ロダン美術館 – Musée Rodin

先ほど彫刻にはあまり興味が無いと言ったばかりですが、続いてはロダン美術館に行ってきました。

オルセー美術館からは1kmぐらい、徒歩15分で到着できました。

最寄り駅は「メトロ13号線・ヴァレンヌ駅(Varenne)」でロダン美術館までは徒歩3分ですね。

館内紹介

ロダン美術館はオーギュスト・ロダン自身の作品やロダンが集めた美術品が中心に展示されています。

ロダンの作品だけで彫刻6,600点、デッサン7,000点があるそうです。

元々はビロン館という建物で実際にロダンがアトリエとして使っていた建物。

「自己の作品及びコレクションを国家に寄付するので、美術館として残して欲しい」というロダンの提案だったそう。

ですが、残念ながら美術館として開館する前にロダンは亡くなってしまったそうです。

全然どうでもよい写真なのですが、建物の入口に置かれたアルコール消毒と「傘ぽん」。

うそやん、日本製?ってか日本語そのまま?そもそもコイツの名前は「傘ぽん」やったんや⁉「KASAPON」って書いてあるけど、フランスで通じるの?っていきなりテンション上がりました。

館内はいたる所に彫刻やデッサンが所狭しと並んでいます。

美大生なのか趣味なのか、スケッチブック片手に絵を描いている方も多かったですね。

建物の裏側。

建物の裏側には広い庭園が広がっています、こちらは奥の池からの景色。

庭の左右にも木々の間に彫刻が沢山置かれていました。

作品紹介

ロダンと言えば誰もが最初に思い浮かべるのではないでしょうか?

オーギュスト・ロダンの『考える人』、雨ざらしでしたね。

別角度から。

『考える人』はフランス語で『Le Penseur』、英語では『The Thinker』。

元々は『地獄の門』という作品の一部分にあたり、地獄の門の上で熟考するダンテを表したものであるという説が有るそうです。

続いてもロダンの作品である『The Three Shades』。

和訳の作品名も含め詳細は不明でしたが、こちらも『地獄の門』の一部。

これが『地獄の門』、フランス語では『La Porte de l’enfer』。

「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」のフレーズでお馴染みのダンテの叙事詩『神曲』の地獄篇に登場する地獄への入口の門がモチーフです。

門の上部に先に紹介した『考える人』や『The Three Shades』が見えますね。

地獄の門』の上部をアップに。

この『地獄の門』は未完成のままロダンは亡くなったそうです。

彫刻では無いですが、ゴッホの有名な絵画がロダン所有だったようで展示されていました。

フィンセント・ファン・ゴッホの『タンギー爺さん』(92×75㎝)。

数枚あるうちの1枚がここロダン美術館で展示されていました。

オランジュリー美術館 – Musée de l’Orangerie

続いてはセーヌ川を渡りパリ1区オランジュリー美術館へやってきました。

先に行ったロダン美術館からは徒歩20分程度でした、距離にしたら1.3㎞だそうです。

徒歩圏内にオルセー美術館ルーブル美術館も有りますね。

最寄り駅は「メトロ・コンコルド駅」この駅はメトロ1・8・12号線が交差する主要駅なので利便性は抜群です。

館内紹介

もとはテュイルリー宮殿のオレンジ温室(オランジュリー)だったらしい。

そのせいなのか壁面は大きくガラス張りで中まで日が届き明るそう。

中は改装によって近代的になっています、天井までガラスで自然光だけでとても明るいエントランスです。

改装による休館は1999年8月から2006年5月とかなりの長期間だったそう。

フランスの画家クロード・モネの『睡蓮』が有名な美術館ですが、楕円形の展示場の4面全てに大きく作品が飾られた形になっています。

360度の絵画は写真には納まりきらず、紹介が難しい美術館ですねぇ。

作品紹介

クロード・モネは数多くの『睡蓮』を描き、世界中の美術館に飾られています。

その中でもオランジュリー美術館に飾られているのはモネが最晩年に制作した「睡蓮」大装飾画という、一つの部屋を『睡蓮』の巨大なキャンバスで埋めつくすという作品。

第1室にある『日没』、これでも幅の狭い方の絵ですが200×600cmあります。

第1室には『日没』『』『緑の反映』『』の4作が飾られています。

こちらは『』、こちらは幅の広い絵画でなんと200×1,275cm。

緑の反映』の一部分。

第2室に移動してきました、こちらには『樹木の反映』『朝の柳』『2本の柳』『明るい朝の柳』の4作品が飾られています。

こちらは『明るい朝の柳』の左半分、こちらも200×1,275cm。

最後に『2本の柳』の右側の柳。

この絵が最大のサイズで200×1,700cm、横17mですよwww写真には全く収まりませんな。

こんな感じでモネの「睡蓮」大装飾画は飾られていますが、オランジュリー美術館はモネだけではなくもちろん他の作品も展示されています。

アメデオ・クレメンテ・モディリアーニの『ポール・ギヨームの肖像

フランスの画家ピエール=オーギュスト・ルノワールの作品も並んで展示されていました。

左が『長い髪の浴女』、右が『ピアノを弾く少女』です。

まとめ

オルセー美術館」「オランジュリー美術館」「ロダン美術館」とパリの美術館を巡って来ました。

どの美術館も私でも知ってる有名な作品が展示されており、美術にそこまで明るくない私でも飽きずに鑑賞できますね。

ルーブル美術館だけではなくパリには数多くの美術館が有り、さすが芸術の都

まだまだ他にも魅力的な美術館・博物館は有るのでしょうが、短期間の観光では回りきるのは不可能ですね。

今回はこのぐらいにしておきましょう、みなさんの旅の一助になってくれれば幸いです。

 

最後までお付き合い、ありがとうございました。

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