佐賀・福岡 [神社巡り] 高良大社・千栗八幡宮・與杼日女神社

国内旅行記

みなさまこんにちは、Tenya(@Tenya96)です。

 

福岡の旅も最終日、今日は少し足を延ばして佐賀県方面に。

意外と近い距離に一宮が三社もあったのでまとめて巡って来ました。

築後国一宮・高良大社(こうらたいしゃ)
肥前国一宮・千栗八幡宮(ちりくはちまんぐう)
肥前国一宮・與杼日女神社(よどひめじんじゃ)

また肥前国に一国に一社のはずの一宮が二社ありますが、そんな曖昧感にも慣れてきました。

何気に人生で初めて佐賀の地を踏みました、いつも通過するだけでゴメンよ佐賀。

 

⇩博多近辺を散策した話。

⇩一宮や昔の地域名(令制国)について

筑後国・肥前国

筑後国肥前国は共に五畿七道の西海道に属しています。

筑後国は現在の福岡県南部の地域で国の中心地は久留米。

かつて筑紫国(つくしのくに)でしたが分割によって筑前・筑後に分かれたそうです。

肥前国もかつては火国(ひのくに)と呼ばれ、後に肥国(ひのくに)となり、さらに分割によって肥前・肥後に分かれたそうです。

現在の佐賀県と長崎県(壱岐・対馬は除く)の位置にあり、中心地は佐賀市の大和町だったそうです。

今回の三社の位置は⇧な感じで巡りやすい距離でした。

築後国一宮・高良大社(こうらたいしゃ)

まずは高良大社(こうらたいしゃ)からです。

油断していましたが、かなり広くしかも山にあるので高低差もありハードな神社でした。

所在地・データ

高良大社は福岡県久留米市の高良山にあります。

最初の石造りの一の鳥居から本殿まではかなりの距離ですし、まぁまぁ山登りです。

三の鳥居の目の前まで車で行けますし駐車場は豊富にあるので、移動は車で駐車場から参拝するのが良いでしょう。

公共交通機関ならJRや西鉄を利用する事になるようですが、余りアクセスが良いとは言えないです。

詳しくは公式アクセスページを参考にしてください。

〒839-0851 福岡県久留米市御井町一番地
TEL:0942-43-4893
FAX:0942-43-4936
参拝時間:06:00~17:00
祈祷受付:09:00~16:30

駐車場:あり(無料)台数はたくさん
公式のアクセスページから頂いてきました。

主祭神:高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)

祭神
左殿:八幡大神(はちまんおおかみ)
右殿:住吉大神(すみよしおおかみ)

高良玉垂命は異国の兵が九州に攻めてきた際に神功皇后の祈りで現れ戦勝を導いた神様だそうです。

九州地方の神社は外敵の侵略から守護する神様が多いですね。

共に祀られる八幡大神(神功皇后の子・応神天皇)と住吉大神もよく合わせて見かける気がします。

境内

まずは石造りの一の鳥居から。

この辺りは駐車できないので歩いて下りてきました。

続いて二の鳥居。

私は路駐が嫌いなので駐車場から歩きましたが、長時間でなければ路上駐車できるスペースはありました。

二の鳥居の奥は昔ながらの参道で雰囲気はかなり良かったです。

真面目に徒歩で参拝したら多分かなり癒されるはず。

大鳥居(一の鳥居)と二の鳥居の間に神社の臨時駐車場があります。

公式では正月期間だけの臨時と書いてありましたが、普通に空いていましたし何台も駐車されていました。

駐車場からはどちらの鳥居も徒歩5分ほどです。

車で上までワープして三の鳥居、やばい階段が。

神社について、見えるかな?(クリックで拡大)

境内のマップ(クリックで拡大)

神社の全体像(クリックで拡大)

なかなか登りました、131段あるらしいです。

ちなみに足の悪い方でも階段横に簡易モノレールがあるので参拝できます。

登って右手は手水舎。

正面に中門・透塀、奥には本殿。

本殿。

国の重要文化財に指定されており、神社建築としては九州最大級の大きさらしいです。

本殿左手に社務所。御朱印は書置きのみでした。

中門と本殿を別角度から。

社務所横には高良会館があり休憩スペースや展望台がありました。

想像していた以上に山手の神社でした、歩きで参拝したら半日かかりそうです。

肥前国一宮・千栗八幡宮(ちりくはちまんぐう)

続いては千栗八幡宮(ちりくはちまんぐう)。

とりあえす漢字変換も出来ず手間のかかる「何故ちりくと読むのか」を調べました⇩

なぜ「千栗」と書いて「ちりく」と読むかというと、壬生春成が千栗山に猟をしに行くと、八幡大菩薩の使いである一羽の白い鳩が飛んできて弓の先に止まりました。
その晩、白髪の翁が丸い盆に千個の栗を盛って枕元に授け、「この地に八幡神を祀れ」という夢を見ました。
翌日、再び千栗山に猟に行くと、何と逆さに植わった千個の栗から栗の木が一夜のうちに生い茂っていたことから「くり」を逆さにして、「ちりく」というようになったとの言い伝えがあります。

所在地・データ

千栗八幡宮は佐賀県三養基郡、みやき町にあります。

最寄駅はJR鹿児島本線・久留米駅で徒歩なら約40分。

JR久留米駅・JR佐賀駅・西鉄久留米駅の3駅から西鉄バス40番で「千栗八幡宮前」バス停下車すぐ。

〒849-0111 佐賀県三養基郡みやき町白壁2403
TEL:0942-89-5566
FAX:0942-89-5795
時間:09:00~17:00

駐車場:あり(無料・30台)
赤丸の鳥居前の空地に駐車するスタイルでした。

主祭神
応神天皇(おうじんてんのう)八幡大神
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)応神天皇の父
神功皇后(じんぐうこうごう)仲哀天皇の皇后

配神として難波皇子・宇治皇子・住吉明神・武内宿禰

八幡神社なのでもちろん八幡大神・応神天皇、そして縁の深い仲哀天皇・神功皇后です。

変わった点と言えば応神天皇の漢字に「應神」があてられていましたね。

境内

社号標は「国幣小社 千栗八幡宮」、そして一の鳥居。

経年劣化で読めないですね。(クリックで拡大)

千栗八幡宮の由緒書き。(クリックで拡大)

724年(神亀元年)に創建され、かつては八幡信仰の総本社である宇佐神宮の別宮だった過去もあるそうです。

一の鳥居の説明書き。(クリックで拡大)

元オリンピック金メダリストである柔道家の古賀稔彦の出身地で幼少のころはこの神社の階段をひたすら昇り降りして足腰を鍛えたらしい。

残念ながら私が参拝した数日前である、2021年3月24日に永眠されました。

参拝するまでこの事実は知らなかったので参拝は全くの偶然でしたが、合わせてご冥福をお祈りさせていただきました。

146段の石段、そりゃ足腰が鍛えられるよね。

何とか登り切って拝殿へ。

その前に手水舎。

拝殿。

もっとズーム。

写真を忘れましたが拝殿の左に社務所があって御朱印も御朱印帳に頂けます。

お粥堂と後ろにあった大きな木、御神木かな?

境内からは町が見下ろせます、川沿いに咲いた桜が満開でした。

肥前国一宮・與杼日女神社(よどひめじんじゃ)

続いて同じ肥前国の一宮である與杼日女神社(よどひめじんじゃ)へ。

淀姫神社河上神社といった別名もあり、「淀姫さん」という通称もあるらしいですね。

所在地・データ

與杼日女神社の所在地は佐賀県・佐賀市、佐賀駅から北に8㎞ほど。

先ほどの千栗八幡宮から車で40分程でした。

佐賀駅からなら「昭和バス・川上橋バス停」を下車してすぐ、車なら佐賀駅から約20分。

一の鳥居だけは離れていて「立石」という交差点に有ります、私は後から知ったので寄れませんでした。

〒840-0214 佐賀市大和町川上1-1
TEL・FAX:0952-62-5705
受付時間:08:30~17:15(参拝は24時間可能)
駐車場:あり(無料・30台)境内の南側すぐ

祭神:與止日女命 (よどひめのみこと)

久しぶりにシンプルに祭神が一柱のみです。

與止日女命はよく出てくる神功皇后の妹で、一説によると、豊玉姫であるとも伝えられているそうです。

ちなみに豊玉姫は初代天皇である神武天皇の祖母で竜宮城の乙姫様らしいです。

境内

駐車場の南側に二の鳥居。

先に書いた通り、一の鳥居は南に2㎞ほどにあります。

桜が満開で奇麗でしたね。

横を流れる嘉瀬川には何故か鯉のぼりが泳いでいました。

公式ページからいただいてきました。(クリックで拡大)

三の鳥居。

神社の略記。(クリックで拡大)

手水舎は変わった形をしていますね。

手水舎の奥には新しそうな社務所が。

御朱印もこちらで御朱印帳にいただけます。

拝殿へ。

せっかくなので日の丸と共に。

金精さん、子授かりの石みたいですね。(クリックで拡大)

樹齢1450年の大楠。

嘉瀬川の鯉のぼり。

毎年3月中旬から5月中旬まで開催されている「川上峡春まつり」らしいです。

屋形船に乗って遊覧ができるようなので、興味のある方はこちらのページへどうぞ。

偶然でしたが、桜と鯉のぼりが両方堪能できるベストシーズンでしたね。

まとめ

高良大社・千栗八幡宮・與杼日女神社の三社でした。

九州にはめったに来れないので楽しんで巡ることが出来ました、初めて佐賀の地も踏めましたし。

偶然にも柔道の古賀さんが亡くなられてすぐ千栗八幡宮に参ったり、鯉のぼりと桜のコラボ時期の與杼日女神社に参ったり。

今回はタイミングが合った神社巡りでした、完全に偶然ですが(汗)。

博多だけでなく、九州の各地にもまた遊びに来たいと思います。

 

最後までお付き合い、ありがとうございました。

 

⇩博多近辺を散策した話。

⇩一宮や昔の地域名(令制国)について

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