みなさまこんにちは、Tenya(@Tenya96)です。
今回も最近マイブームの神社散策、今回は下関あたりへ行ってみました。
旧国名では長門国となり、長門国一宮は住吉神社なのですが別の機会に紹介することにします。
今回は本州と九州を結ぶ関門海峡のそばにある二軒の神社を紹介します。
神社の向かいには魚市場である唐戸市場があるのでそちらにも軽く寄ってみました。
一宮や昔の地域名(令制国)については⇩別記事にしてます。
赤間神宮(あかまじんぐう)
赤間神宮は「壇ノ浦の戦い」で亡くなった安徳天皇を祀る平家にゆかりの深い神社です。
もともとは仏教寺院として始まりましたが、神仏分離・廃仏毀釈で神社となり今に到ります。
平氏vs源氏の最終決戦な「壇ノ浦の戦い」ですし、歴史好きにはたまらないかも知れません。

所在地・データ
赤間神宮は山口県下関市、関門橋のすぐそばに位置します。
神社から向かいに見えるのは関門海峡を挟んで九州です。

少し広域にすると最寄り駅の「JR山陽本線・下関駅」が見えます。
下関駅から赤間神宮は駅前からサンデン交通のバスで15分程、運賃230円前後で到着できます。
徒歩だと40分程かかりますが元気な人は歩くのも楽しいかもしれません。
関門海峡を眺めたり、途中に海峡ゆめタワーとか海響館という水族館とかはい!からっと横丁という遊園地があったりもするので。

〒750-0003 山口県下関市阿弥陀寺町4−1
TEL:083-231-4138
駐車場:あり(無料)
国道9号線を挟んで向かい側に30台くらいかな?
主祭神:安徳天皇(あんとくてんのう)
1歳2ヶ月で即位し6歳4ヶ月で壇ノ浦の戦いに敗れ入水自殺した第81代の天皇です。
境内
向かいの駐車場からは関門橋が良く見えます。

駐車場側から、神社の赤色が緑に映えますね。

水天門。
先ほどは正面からを上げたのでサイドから全体像を。

かなりひび割れていますが案内図(クリックで拡大)

赤間神宮のお話。(クリックで拡大)
859年に阿弥陀寺として始まり、1185年に勅命により安徳天皇を祀りました。
そのあと明治の神仏分離で阿弥陀寺は無くなり「天皇社」という神社へ、そして「赤間宮」へ改称、さらに「赤間神宮」へ改称し今に到る感じですかね。

水天門も抜けると拝殿が見えています。
社殿は第二世界大戦で焼失してしまい、1965年(昭和40年)に再建されたそうです。

拝殿に行く前に手水舎。

水天門と同じく綺麗な赤色です。

横から中を少しだけ。

帰りに水天門を裏側から。

他の見どころ
赤間神宮の前身、阿弥陀寺は『耳なし芳一』の舞台であり廃仏毀釈で神社になっても「芳一堂」として芳一の木像が安置されています。

平家一門之墓もあります。

思いのほか小さな墓石が並んでいます。

墓石の名前は消えかけですが、分かりやすい石碑もありました。

日本西門鎮守八幡宮という神社も境内に有ります。
日本西門の守り神として創建されたそうですが、こちらも再建されたものなので非常に綺麗ですね。

説明書きがあると非常に助かりますね。(クリックで拡大)
祭神は八幡大神と神功皇后だそうです。

私は寄らなかったですが、この日本西門鎮守八幡宮の奥にも紅石稲荷神社と大連神社があるので良ければ一緒に巡ってみて下さい。
龜山八幡宮(かめやまはちまんぐう)
赤間神宮から歩いて数分のすぐ近所に龜山八幡宮はあります。
交通アクセスとしては赤間神宮と同様にサンデン交通バスが利用できます。

所在地・データ
龜山八幡宮ももちろん山口県下関市です。
気を付けてほしいのは駐車場の入口は国道9号線の側ではなく裏にあります。
まるで神社の駐車場のような立地ですが、赤丸で注とした⇩の場所は関係のない有料駐車場なので注意してください。
そんなに距離も無いので私は車は赤間神宮に停めたまま歩いて参拝いしました。

〒750-0004 山口県下関市中之町1-1
TEL:083-231-1323
FAX:083-232-5365
駐車場:あり(無料)30台
祭神
・応神天皇(おうじんてんのう)
15代天皇で仲哀天皇と神功皇后の子、八幡大神。
・神功皇后(じんぐうこうごう)
仲哀天皇の皇后で応神天皇の母。
・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
14代天皇。
・仁徳天皇(にんとくてんのう)
16代天皇で応神天皇の子、若宮八幡。
どの天皇も実在したかは不明だそうですが、仁徳天皇は⇩で有名かな。

大阪・堺市にある日本最大の古墳で仁徳天皇陵とも呼ばれているやつです、世界遺産登録が決まったそうですね。
実際に仁徳天皇に関係あるかは考古学的には怪しいらしいですが、数年前に調査に入ったのはどうなったのでしょうか?
境内
国道を挟んで向かいから。

龜山八幡宮について。(クリックで拡大)

読みにくいと思ったら⇩もありました。(クリックで拡大)
京都・石清水八幡宮へ八幡神を勧請しに行く途中、信託により859年(貞観元年)に創建された。

綺麗で立派な社号標ですね。
横に有るのは山陽道の起終点の石碑でここから九州へ行き来していたそうです。

階段を登ったらすぐに拝殿が見えていますが、まずは左手にある手水舎から。

階段を登ればすぐに拝殿が見えています。。

1506年(永正3年)に朝鮮国国主の寄進で社殿・楼門等が修築されたそうです、大昔にしては珍しく海外からの援助ですね。

境内はそこまで広くないです。

境内からは関門海峡と九州が見渡せます。

向かいにある唐戸市場、遠くには関門橋も。

ふぐがいました。
下関や北九州では縁起を担いでふぐではなく「ふく」と言うらしい。

他の見どころ
お亀明神社とお亀いちょう、いちょうは時期じゃないのでただの枝ですが。

宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)
福岡県宗像の宮地嶽神社から勧請されたそうです。

熊鷹稲荷神社(くまたかいなりじんじゃ)
京都・伏見稲荷大社を総本社とする倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀るお稲荷様ですね。

床屋発祥の地の石碑が、まさか床屋は下関発祥だとは知らなかった。

説明書きがあったけど石碑のせいで角度的に読みにくいわ。(クリックで拡大)

御朱印と一緒にアマビエいただきました。

唐戸市場
先ほどの写真にも出てきましたが、龜山八幡宮の斜め向かいに唐戸市場が有ります。
正式名称は「下関市地方卸売市場唐戸市場」だそうです。

併設された唐戸市場駐車は無料ではいですが572代台も停まるので十分ではないでしょうか。
時間によって1時間or2時間無料となりますが、その時間を超えると最初の入庫時からお金が取られる謎のトラップがあるようです。
近隣の駐車場については 公式ページのアクセスに色々と載っています。
赤間神宮の駐車場に停めたまま徒歩で周辺を廻りましたが、平日だったので赤間神宮の駐車場も一杯にはなっておらず大丈夫そうでした、繁忙期には怒られるかもしれません。

営業時間は店舗により異なるそうですが、いちおう決まっているようです。
月~土 05:00~15:00 / 日・祝 08:00~15:00
卸売場にも大きいフグが居ました。

仲卸や海産物加工業による販売だけではなく漁師の直売所でもあるらしいので、やはり早朝から朝が市場のメインの時間なようです。
週末等は昼前後に飲食イベントなどもあり盛り上がるようですが、そのあたりはコロナ過でどうなっているのでしょうか?
飲食イベント 活きいき馬関街(ばかんがい)
金・土 10:00~15:00 / 日・祝 08:00~15:00

二階から、コロナも影響しているのでしょうが平日・昼前で店は全然あいてませんでした。

唐戸名物なの?何のキャラクターなの?

二階には飲食店も有ります。
- 市場食堂 よし
- 海転からと市場寿司
寿司屋はぎりぎり営業前、向かいの食堂は定休日でした。

活気があれば楽しそうですね。
公式ページに営業やイベントのカレンダーがあるので、市場を目当てで行く方は事前に予習しておいた方が良いと思います。
無計画で寄ってみたものの、コロナ禍で平日・昼前は寂しい限りでした。
まとめ
赤間神宮・龜山八幡宮そしておまけに唐戸市場でした。
どちらもそんなに大きくない神社なので時間もかからずにまわれます。
とはいえ周囲には遊園地や水族館もあり、逆にこの周辺で丸1日遊ぶことも出来ると思います。
近所の壇ノ浦合戦場にも行ったのですが、まさかカメラもスマホも車に置き忘れてしまったので写真が無いのです(泣)
超有名な八艘飛びの源義経と平教経の銅像を関門橋バックで見れるのでぜひ寄って下さい。
Google先生のストリートビューから戴いてきました、こんな雰囲気です。

関門海峡の付近はとても良い雰囲気なので、機会があればぜひ下関を観光してみて下さい。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
一宮や昔の地域名(令制国)については⇩別記事にしてます。
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