大阪から和歌山 [神社巡り] 住吉大社・大鳥神社・紀州東照宮

国内旅行記

みなさまこんにちは、Tenya(@Tenya96)です。

 

先日、紀伊国一宮である三社を巡ってきた旅を紹介しました。

今回は大阪から和歌山へ向かう道中に寄った↓の三社を紹介したいと思います。

  • 摂津国一宮・住吉大社
  • 和泉国一宮・大鳥神社
  • 紀州東照宮

 

⇩前回の三社ある紀伊国一宮を巡った話

一宮や昔の地域名(令制国)については⇩別記事にしてます。

摂津国と和泉国

摂津国は現在だと神戸から大阪北部地域あたり、和泉国は大阪府堺市から南の沿岸地域ぐらいでしょうか。

共に五畿七道(五畿八道)で中心となる畿内に属します。

摂津国一宮・住吉大社(すみよしたいしゃ)

摂津国の一宮で全国にある住吉神社の総本社

住吉神社は全国各地にありますが、三大住吉と呼ばれる三社があり、大阪府大阪市福岡県福岡市山口県下関市と全て海の玄関口にあり、それぞれ摂津国・筑前国・長門国の一宮として丁重に祀られています。

上記の通り住吉大社は海上安全に縁が深く、大阪湾に向いて鎮座しています。

所在地・データ

住吉大社は大阪市住吉区にあり、少し不確かなようですが西暦211年に神功皇后によって鎮斎されたそうです。

古くから航海守護神としての信仰を主としており、遣隋使や遣唐使とも縁が深い神社になります。

最寄り駅は下の通りです。

  • 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前駅からすぐ
  • 南海本線・住吉大社駅から徒歩3分
  • 南海高野線・住吉東駅から徒歩5分

難波経由なら南海、天王寺経由なら阪堺線、といった感じでしょうか。

〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
TEL : 06-6672-0753
FAX : 06-6672-0110
受付時間:06:30~17:00(細かくはホームページを参照
駐車場:あり(有料)

祭神
第一本宮:底筒男命(そこつつのおのみこと)
第二本宮:中筒男命(なかつつのおのみこと)
第三本宮:表筒男命(うわつつのおのみこと)
第四本宮:神功皇后(じんぐうこうごう)

底筒男命・中筒男命・表筒男命の三柱は「住吉大神(すみよしのおおかみ)」と総称される。

イザナミを連れ戻しに黄泉の国に行って失敗して帰ってきたイザナギが穢れを祓うために「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」で禊をした際に生まれた神様です。

イザナギはやたら神を生むので(イザナミもですが)今回も、底で清め、中ほどで清め、表面で清め、三柱を生んでいます。

余談ですが、同じ時に有名なアマテラス・スサノオ・ツクヨミの三貴子も生んでいます。

神功皇后が祀られているのは信託を受け自ら兵を率いて新羅へ出航し、神々の力に導かれ戦わずして新羅、高麗、百済の三韓を従わせたという話から。

その帰りに筑前(福岡)の住吉神社から、長門(下関)の住吉神社に荒魂(あらみたま)摂津(大阪)の住吉大社に和魂(さきみたま)を分祀されたそうです。

境内

昔は航海安全が主でしたが、今では和歌や農耕・産業、相撲に弓と手広くやってはります。

書いてはないですが旧社格は官幣大社、社号標も立派で年季が入ってますね。

遣唐使進発の地。

鳥居の奥に出店が準備していました。

境内マップがあったので写真に撮ったのですが、光の反射がひどくて見にくかったです。

公式サイトで同じものがあったのでいただきました。(クリックで拡大)

朱色の反橋。上の地図で気付いたけどSorihashi Bridgeで良いのか?

橋の上から、左に見切れてるのが手水舎。

振り返って反橋から出店と鳥居と。

手水舎。

そういえばコロナが流行してから手水舎の対応も様々ですね、ここは竹の穴から落ちる流水タイプ。

神門をくぐって、奥には拝殿が見えていますね。

入ってすぐは第三・第四本宮。

正面は質素、側面と背面は綺麗な朱色です。

4つある本宮は神社建築史上最古の様式の一つである「住吉造」らしい。

左には社務所。御朱印は書置きのみでした。

第二本宮。

第一本宮。

造りは一緒なので、写真でもイマイチどれが第一か分からないですねぇ。

やや斜めから、中はこんな感じ。

帰りは駐車場に向けて南側の出入口から

こっちにも手水舎がありましたね。

反橋を横から。

風が無い日は水面反射の橋も綺麗に撮れるのかな?

「禁裏御祈祷場所」の石柱。

「禁裏(きんり)」は「(みだりにその裡(うち)に入ることを禁ずるの意から)天皇の住居。宮中。禁中。皇居。御所。」という意味だそうです。

意味を知るとみだりに入り辛くなりますね。

大阪市ですが中心から外れてるとは言え大きな神社でしたね。

近隣には住吉公園もあるので緑の多い良い環境で散歩が出来そうです。

和泉国一宮・大鳥神社(おおとりじんじゃ)

続いては和泉国一宮である大鳥神社へ。

正式名称は「大鳥神社」ですが一般的には「大鳥大社」の方が定着しているようです、社号標も御朱印も大鳥大社でしたしね。

全国の大鳥神社および大鳥信仰総本社だそうです。

先ほどの住吉大社も総本社でしたが畿内の神社は総本社が多いですね、昔は都・朝廷などが近かったためでしょうが。

鳥居前にガンガン駐車するタイプ、いまだに慣れません。

所在地・データ

大鳥大社は大阪市の南、堺市にあります。

電車なら「JR阪和線・鳳駅」から徒歩5分。

南海電車を使う方なら「羽衣・東羽衣駅」で乗換でしょうか。

〒593-8328 堺市西区鳳北町1-1-2
TEL:072-262-0040
御祈祷受付:09:00~16:30(予約不要)
駐車場:あり(無料)

鳥居前から南側に駐車場がありましたが工事中か何かで閉鎖していました。
私が行った時は鳥居前に9~10台程度の線引きされていないスペースしか無かったです。

祭神日本武尊(やまとたけるのみこと)

   大鳥連祖神(おおとりのむらじおやがみ)

今から約1900年前の話らしいですが、ヤマトタケルはめっちゃ強く、九州(熊襲)を平定、出雲を平定、東国を平定しましたが伊吹山(滋賀)で色々あって力尽き、その魂が白鳥になってここに降り立ったそうです。

境内

最初の鳥居。

鳥居横には神社の由緒。(クリックで拡大)

参道は高い木と距離があり開けた感じですね

途中で境内の見取図を発見。(クリックで拡大)

振り向いたら祭神である日本武尊の御神像。

日本武尊の横には馬がいました。馬の奥は手水舎。

いざ拝殿へ、鳥居がずいぶん新しそうですね。

社殿の建築様式は「大鳥造」と言うそうで、構造は出雲の大社造に似ています。

社務所・授与所。御朱印も御朱印帳にいただけます。

毎月一日は限定でデザインが違い、鳥がいる御朱印が貰えるようです。

奥にあった御神木「根(値)上がりの大楠」、かなり大きいですね。

ん、猫?(クリックで拡大)

境内に天照大神を祀る大鳥美波比神社(おおとりみはひじんじゃ)もありましたが、修復中かシートをかぶって隠されていました。

紀州東照宮(きしゅうとうしょうぐう)

摂津・和泉と南下し紀伊(和歌山)までやってきました、次は「紀州東照宮」です。

皆さまご存じ、徳川家康公を神格化した東照大権現を祀る東照宮ですね。

所在地・データ

紀州東照宮の所在地は和歌山県和歌山市和歌浦になります。

車なら大阪から和歌山県に入ったらすぐ和歌山市なので楽です。

最寄り駅は強いて言えば「JRきのくに線・紀三井寺駅」ですが、そこからも徒歩なら30~40分かかります。

公式のアクセスページでも「南海・和歌山市駅」や「JR和歌山駅」からバスかタクシーを利用するルートが示されています。

〒641-0024 和歌山県和歌山市和歌浦西2丁目1-20
TEL:073-444-0808
FAX:073-447-2488
受付時間:09:00~17:00
駐車場:あり(有料)

駐車場は300円(1時間)ですが、拝観料300円が駐車券で無料になるので駐車料金は無料とも考えられる。
300円は駐車したらすぐに回収され領収書に駐車時間が記載される。
看板には「1時間を超過すると500円追加」とありました。

祭神徳川家康 – 東照大権現

   徳川頼宣(よりのぶ) – 南龍大神

東照大権現は皆様ご存じ、江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化したもの。

徳川頼宣徳川御三家の紀州徳川家、紀州藩初代藩主であり神格化され南龍大神として祀られてる、ちなみに家康公の10男。

ちなみに家康公の子供は養子や何やかんや合わせたら全部で38人、実子だけなら16人(男子11人・女子5人)とかなりの数。

境内

駐車場は鳥居付近の線引きされた砂利地です。

駐車場横には東照宮会館。

「和歌祭四百年式年大祭」、調べたら2022年で400年らしい。

和歌祭は5月第2日曜日に行われるので今年は2021年5月17日です。

境内見取り図を発見。(クリックで拡大)

徳川頼宣により南海道の総鎮護として創建され、関西の日光とも称されるらしい。(そうなの?)

緑豊かで良い雰囲気ですね。

来ましたなかなか激しい階段、煩悩と同じ108段だそうです。

ムリな方は横にこれに比べれば緩い階段もあります。

やっと楼門が近づいてきました。

楼門をくぐると次は唐門が見えています。

ここで拝観料を払いますが、駐車場の領収書があれば1名分は無料です。

大人300円/小中高生100円(30名以上は団体割引あり)

すみっこに手水舎、見落としかけました。

説明書きも発見。(クリックで拡大)

唐門の奥に拝殿と本殿があり入る事が出来ますが、唐門より奥は写真撮影禁止でした。

社務所、御朱印は御朱印帳にいただけました。

いたる所に徳川家の三つ葉葵の家紋が有りますね、社務所の入口にも。

紀州徳川家のお膝元なので三大東照宮とか言われてるのかと思って調べてみましたが、ここは違うようですね。

いつも通り曖昧なのでしょうが一般的には日本三大東照宮は久能山東照宮日光東照宮滝山東照宮らしいです。

あとは世良田東照宮仙波東照宮なども日本三大東照宮を名乗ってるとか。

日光は一度は行ってみたいですね。

まとめ

住吉大社・大鳥神社紀州東照宮でした。

最近は車やバイクで神社を三社ほどまとめて巡るのが流行です、神社散策をすると良く歩くので運動にもなるので。

住吉さんは航海安全の神様なのでまた改めてきちんとお参りしたいですね。

たいして有益な情報は無いですが、少しは参考になればと思います。

 

最後までお付き合い、ありがとうございました。

 

⇩翌日に巡った紀伊国一宮である3社の話

一宮や昔の地域名(令制国)については⇩別記事にしてます。

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